どうも、こんにちわ!薬剤師りんりんです。
さて今日もまた冷え性の話。
肥満の方には冷え性なんてないでしょう。
と思われがちですが、そんなことはありません。
肥満の方にも冷え性は存在するし、冷えからくる肥満も考えられます。
肥満は大概、実証タイプ

冷えは虚弱でがりがりな人だけに起こるわけではない。
冷えというと一般的に痩せて血の巡りが悪い虚証の方を想像しますが、実際まんまるさん(実証)の人でも手足の冷えでお困りの方は結構います。
実証の冷えにも使える漢方はあるのか

さて大多数の冷え性には虚証の方向けの漢方ですが、実証の方にも使える漢方があるんです。
「桃核承気湯」(とうかくじょうきとう)
駆瘀血剤の有名どころになります。
あれ、くおけつって何だろう?
血流がある一部分に溜まって体の隅々まで行き渡らない状態を瘀血(おけつ)と言います。
その瘀血を駆除してくれるから「くおけつ剤」
身体に溜まった血液をうまく改善してくれるという意味では、
生理不順にも使えます。というかこちらのほうがメインかも。
お腹の血流改善にもなるのでお通じもよくなりますよ!
冷え・便秘・生理不順と女性の三重苦にもれなく効きます。
ただし忘れてはいけないのは
「実証」の方向けですよ!
だがしかし。
桃核承気湯って実はドラッグストアにあんまり置いてません…
おいおいそんなの市場に出回ってない漢方教えるなよって。
そんな貴方に強い味方がいます。
「桂枝茯苓丸」(ケイシブクリョウガン)
証は実証~中等と桃核承気湯よりやや虚証よりですが、
同じ瘀血を改善してくれます。
少し大きめのドラッグストアであればお目にかかることができると思います。
まとめ

実証タイプの冷えに効く漢方を紹介しました。
特に桂枝茯苓丸はドラッグストアでも比較的購入しやすい漢方になるので、お試ししやすいです。
冷え性こそ漢方で改善していきましょう。
ではでは。