こんにちわ、最近はハイボールより檸檬堂にハマっているりんりんです。
ハイボールはお家で作るのでコスパが良いのですが、檸檬堂うまいんですよね~。
檸檬の味がしっかり効いてるけど酸味もそこはかとなくあるところがgood!
この記事では抑肝散の効果と注意点や副作用について考えます。
抑肝散は入院中の患者さんによく使います。
入院するとお家とは違う環境ということもあり、興奮症状をきたすことがあります。特に夜。
そんな夜や、もちろん日中でも使えるのが抑肝散になります。
抑肝散(ヨクカンサン)の基本
どんな証と症状に効く?
証は中間で興奮症状(イライラや怒りやすい、眠れないなど)を引き起こす気血のうっ滞を改善します。
構成生薬
構成生薬である当帰と川芎は補血と活血作用があります。血を巡らせうっ滞を改善します。
釣藤鈎は興奮を鎮める作用があります。この漢方のキー生薬です!
そのほかに肝の調子を整える柴胡、胃腸を整える甘草、蒼朮、茯苓で構成されています。
肝は気血水の巡りをコントロールする場所です。それにより精神状態の安定化を図ります
この肝を抑える=興奮を抑える効果があるのが抑肝散です。
勘違い!?
甘草が入ってるから抑甘散!だと意味違いになるので・・・
小児にも使える抑肝散
元々は小児用の漢方だった抑肝散の適応には小児夜泣きと小児疳症もあります。
興奮してどう頑張っても寝付かない夜に使える漢方です。
大人と同じ興奮を抑えてくれますが1回の用量は大人と違って少なくなるので注意です。
抑肝散の副作用
これといった禁忌や慎重投与はないのですが、やはり甘草が含まれているので
低K血症、偽アルドステロン症には注意です。
抑肝散1日量7.5g中に甘草は1.5g含まれています。
1日量2.5gの甘草を取ると低K血症の発現率が高くなるので、1日量の抑肝散ではそこまで甘草量は多くはないですが、ほかの漢方と併用すると途端に甘草の量が増えるのでこれは薬剤師がしっかり見ないといけません。
まとめ
・抑肝散は肝(興奮)を抑えて不眠を改善してくれる。
・小児の夜泣きや疳症にも使える。
・甘草の重複には注意。
入院して環境が変わることで興奮症状をきたす人にはぜひ抑肝散を。
お家でも最近、なんかイライラが増えたなーとか思い始めたら使ってみるとよいかも。
ではこの辺で~!