おしっこへの漢方

五苓散と五積散の違い

5hikaku

こんにちわ、りんりんです。
この記事では5のつく漢方、五苓散と五積散の違いを解説します。

同じ5のつく漢方ですが、どんな効果があって違いがあるのでしょうか。
見ていきましょう。

5の意味

herb

この項目では5がついている由来について見ていきます。

五苓散は5つの生薬から構成される

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五苓散の構成生薬

五苓散は上記生薬で構成されています。
茯苓や猪苓をはじめとした5つの生薬から利水作用を得ることができます。

五積散は5つの塵積を解消する

五積散の由来は諸説あります。

・5つ(気・血・痰・寒・食)の病邪を解消する。
ここでの「積」は停滞を意味することから、五積散を使用することで5種の停滞を改善すると言い換えることができますね。

・5臓(肝・心・脾・肺・腎)の機能を改善する。
五臓六腑という言葉を聞いたことがありますか?
漢方で言う五臓は上記を指します。
それらの停滞を改善するという意味もあります。

全体的な停滞を改善することから適応も幅広く取られているのが五積散の特徴でもあります。

効果の違い

漢方の効果の違いを見ていきます。
名前が似ていますが、用途は全く異なります。

五苓散は水を動かせる

五苓散には利水作用がある生薬が多く含まれます。
(桂皮以外の4生薬)
そのため、体内の滞った水をバランス良く改善することができます。

実際の効果としては尿量が増えたり、むくみが小さくなります。

五苓散のむくみに対する作用は色々な応用ができます。
一例を挙げると、
頭部手術における脳浮腫予防なんかに臨床現場では活用されています。
エビデンスもしっかり出ており、頻用されています。

五積散は五臓を動かせる

五積散の適応は

胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、冷え症、更年期障害、感冒

と幅広く取られています。
構成生薬は16種類と多いため今回の記事では省略しました。
幅広く五臓に効くということは、広く浅くマイルドな作用になることの裏付けになります。

注意点

注意

2つの漢方を使う上での注意点を書いていきます。
名前が似ているだけで中身は全く異なります。

五苓散は特になし

比較的安全に使える漢方といえます。

五積散は生薬の重複に注意

構成生薬が多いということは裏返すと他の漢方と被りやすいことになります。
したがって、生薬の重複には注意が必要となります。
特に少ないですが、甘草・麻黄が含まれているので、他漢方を併用しているときは薬剤師に相談しましょう。

まとめ

まとめ

今回は名前が似ている漢方ということで、五苓散と五積散を選択比較してみました。
本当に名前だけ似ていて、命名の由来や効果は全く異なります。
五苓散は水を動かす。五積散は水以外を全体的に改善する。
と覚えておくと平易ですね。

ではこのへんで。