救急

日本の救急医療体制と薬剤師

日本における救急医療体制を見ていきます。
救急医療とはどこから始まって、病院搬送→治療という経過をたどるのでしょう。

病院前

応急救護

一般市民による救急車が来る前の救護です。
医療者ではないため、医療とまではいきません。

胸骨圧迫やAEDがこれに該当します。

救急搬送

消防機関による救急車やドクターカー、ヘリといった医療機関との診療連携になります。
いずれもまだ病院外の出来事ですが、医療者による医療行為が可能となるのが大きな違いです。
救急隊員には救急救命士の資格を持っていると医療行為の幅が広がります。
特に救命士のみが出来る行為として産科・小児科・精神科領域の処置のほか、SMBGを使用した血糖測定、エピペンの使用が該当します。
さらに上級の特定行為研修を受けた救命士はそれぞれ、下記が可能となります。

・ブドウ糖投与
・乳酸リンゲル液による末梢確保(CPAも含む)
・アドレナリン投与(CPA)
・気管挿管(CPA)

病院内

院内では救命科が主担当となりますが、疾患によっては循環器内科が見ることも当然あります。その中で薬剤師はどんな役割があるのでしょうか。

薬剤師の役割

薬剤投与前の確認

薬歴や既往歴といった相互作用が起こりうる場合。
サプリメントも確認しないといけません。
出血を伴う手術では抗凝固薬や抗血小板薬は問題となります。

薬歴がわからない場合は、可能な限り患者物品を漁ります。
かかりつけ医や薬局への問い合わせも良いでしょう。
家族がいれば、面談をして情報を得ることもできます。

処方監査

ERの場合は限られた薬を切羽詰まった時間内で投与する。
そこで薬剤師が処方監査することで安全な薬物療法が行われます。
特に抗菌薬の初回投与における薬剤選択や用量はその後の治療に大きく影響が出ます。

薬剤投与

薬剤の投与方法や希釈など薬にはよっては細かく決まっています。
またルートによる配合変化も注意見落とせない。

モニタリング

TDMのほかにも薬剤の副作用確認も目を光らせます。
ステロイド使用における高血糖や胃潰瘍など。