漢方の副作用

漢方の副作用②(漢方製剤)

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こんにちわ、カレーライスなら3日間連続で食べられるりんりんです。
この記事は副作用の②ということで、前回の①では生薬に焦点を当てた副作用を考えましたが、
今回は実際に医療現場で使用されている漢方製剤特有の副作用について考えます。

イエローレター、ブルーレターとは

表題のお手紙、皆さん知ってますか??
そのまんま、黄色の手紙と青い手紙です!

うそです。

日本語にすると
イエローレター:緊急安全性情報
ブルーレター:安全性速報
厚生労働省がこの薬やばいんじゃないの!?って考えた薬についてそれを製造販売した製薬メーカーに、
どちらかを配布しなさいね!といって病院や薬局に配布させる制度です。
レターを配布するのはあくまで製薬メーカーです。
やばい度で言うとイエローレター>ブルーレターになります。
イエローレターが出ると薬剤師や医師は結構焦ります。
副作用として緊急に周知が必要であり、早急に対策する必要があるからです。
一番新しいイエローレターは平成19年3月に出た

タミフルの異常行動についてです。

タミフル飲むと自殺行動や普段と違った素振りをするなど、異常行動が起きる可能性がある。
という話はお子様持ちの両親は必ず知っているでしょう!

肝心な漢方製剤でこれらイエローorブルーレターは出とるんかいな?

安心してください。出てませんよ!!
今現在は医療用医薬品(飲み薬・注射)と医療機器のみです。

じゃあ漢方製剤は副作用気を付けなくておっけ~としてしまうと記事の存在意義がなくなるので。
薬剤師なら必ず知ってる有名な漢方製剤の副作用をピックアップしますね!

小柴胡湯と間質性肺炎

小柴胡湯は熱性の風邪と慢性の肝炎に効く漢方です。
その昔、肝炎には小柴胡湯を使っていたわけですが、どうやら肺炎症状が出やすいことがわかりました。
それも感染性ではなく、薬由来の肺炎が。
間質性肺炎の間質とは肺胞(空気で膨らむところ)以外の肺全体を言い、その間質に炎症が起きスカスカの繊維化が起きてしまうという、結構厄介な肺炎です。
肝炎ではインターフェロンでの併用治療も当時はメジャーに行われていました。
この併用治療でも同様に間質性肺炎が指摘され現在、併用禁忌となっています!

小柴胡湯といえば間質性肺炎の副作用と学習しましたが。
間質性肺炎の副作用報告がある漢方はほかにも意外とあります。抑肝散、大建中湯などなど・・・

甘草含有漢方製剤と偽アルドステロン症

これは副作用①でも触れましたので省略!
主な甘草含有の漢方製剤は
小青竜湯、人参湯、芍薬甘草湯、桔梗湯などなど

番外編の紫雲膏

漢方で唯一の軟膏製剤で火傷や痔の傷に塗ります。
これは副作用というより禁忌項目が設定されています。
上記2つの症状ももちろん禁忌として添付文書に記載されています。
禁忌とは、この事項に該当したら絶対使っちゃダメよという項目です。
紫雲膏の場合
・本成分に過敏症がある
・重度のやけど、傷がある
・化膿している傷で高熱がある
・患部の湿潤やただれがひどい
の4項目が設けられているので使うときは気にしてみましょう!

まとめ

漢方製剤の副作用を書いてみました!
西洋薬と比べると圧倒的に副作用は少ないです。
がしかし、間質性肺炎など致命的な副作用もあるのでこれに関しては注意が必要ですね。
漢方を使ってみて、普段と違った症状が出たときは薬剤師に相談を!
気軽に相談できるのが薬剤師の強みでもあります。

ではではなり。