心臓への漢方

救心は不安からくる動悸にも効くのか心臓自体の動悸に効くのかどっち?

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こんにちわ、プレゼン本番の時より上司にスライドチェックしてもらうほうがドキドキするりんりんです。
今回の記事は救心という、心臓のための市販薬のお話です。

皆さんは緊張するような場面で心臓がどきどきしませんか?
また加齢によって最近、階段や走ったりするとすぐどきどきしませんか?
原因は違えど心臓のドキドキは誰にでも起こりえます。

救心はこれらのドキドキに対して総合的に効いてくれると謳う薬です。
なぜドキドキの原因が違うのに効くのか疑問に思いませんか?

構成生薬から紐解いて、その効果の謎を考えていきたいと思います。
記事を読み終えると救心のすごさがわかります!

救心は動悸があるなら治してくれる!

動悸には様々な理由が隠れています。
今からそのドキドキの理由を書いていきます。その前に結論から言うと、
心臓からくる動悸<<不安からくる動悸
に救心は効いてくれます。
どうにも心臓自体の動悸には効く要素が少ないのです。
以下に詳しく説明していきます。

心臓自体のドキドキ

これは加齢によるものです。(先天性は除きます)
心臓はヒトが生まれる前に心臓が構成されてから死ぬまでずっと動き続ける臓器です。
しかし加齢により心筋が衰えてくるとその動きのリズムも狂うことがあります。
これが不整脈です。
不整脈は早くなるパターンと遅くなるパターンがあります。
早くなるほうは頻脈=ドキドキですね。
遅くなるほうは徐脈。こちらは最悪止まってしまう可能性があるので、病気の状態や種類にもよりますが薬物治療よりペースメーカー埋め込みが優先されます。
今回は頻脈のほうですね。
頻脈で多い原因は発作性心房細動と呼ばれるものです。
心臓は常にリズムよく動くために心臓に対して電気信号を出しています。
その電気信号が変なところで出てしまうと誤って心臓が動いてしまうのです。
これが動悸の原因。
果たして、この異常電気信号を構成生薬で治すことができるのか!?
次の項で説明します。

不安や緊張からくるドキドキ

こちらは心因性。
心臓自体ではなく心=精神的な面ですね。
普段経験しないようなストレスや不安・緊張に身体が反応し自律神経がうまく働かなくなることから、
心臓がどきどきしたり、冷や汗をかいたりします。
自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
主に心臓を早くしたり血圧を高める作用があるのは交感神経のほうです。
つまり上記のような心理的状況だと交感神経が優位に働いている状態になります。
この交感神経の興奮を抑えてくれる生薬が構成されているのが救心です。

構成生薬

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構成生薬を見てみると何に効くか?一目瞭然です。

心臓自体に効く

動物性生薬は主に強壮・強心作用があります。
中でも鹿茸(ロクジョウ)と牛黄(ゴオウ)は強心作用があります。
しかし、強心作用というだけで心臓の電気信号を正常化するまではいきません。
不整脈というよりは心臓自体が弱くなった人(心不全)に向いてると言えるでしょう。

不安や緊張に効く

救心には鎮静作用のある生薬が5種も構成されています。
このことから心因性のドキドキには効いてくれそうな気がしますね。
個人的な見解になりますが、強心薬というより抗不安薬のほうが向いているようにも思えます。

オススメの使い方

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冒頭でも述べましたが、以上の生薬により
心臓からくる動悸<<不安からくる動悸
となります。
また強心作用があるので、心臓自体の動悸というよりかは弱った心臓に効果的と言えます。
心臓が弱くなると、足のむくみや息切れなどが出てきます。
単に心臓自体の機能が落ちただけなら救心でも対応できますが、
心臓の症状の裏には思いもよらない病気が隠れていることもあるので、むくみ・息切れといった症状が強い場合は迷わず循環器内科を受診すべきです。

注意点

注意

年齢制限があります。
15歳未満は使用不可
また既に強心作用のある薬を服用中の方は併用不可です。
継続した動悸がある場合は上記のとおり不整脈の可能性が考えられるため受診がおすすめです。

まとめ

まとめ
  • 救心は不安からくる動悸に効果的
  • 心臓自体の不整脈には不向き
  • 心不全にも効果あり
  • 若年層にも心因性の原因であればオススメ(15歳未満は使用不可)

以前から自分でも気になっていた救心ですが、ふたを開けてみたら強心薬というより抗不安薬。。
勝手にジギタリスとか配合されているのかと思っていました。
心臓は人間の最も重要な臓器ですので、労わって大事に使っていきましょう。
ではこのへんで~。