おなかへの漢方

小柴胡湯と大柴胡湯の違い

違い

こんにちわ、りんりんです。
大小の違いシリーズその2です。
今回は小柴胡湯と大柴胡湯。
同じ柴胡剤でも効能効果が結構変わってくるので面白いものです。

シリーズその1は小建中湯と大建中湯を書きました。
気になる方はそちらもチェック。

小柴胡湯

熱風邪

小柴胡湯は簡単に言えば風邪薬です。
小柴胡湯のキーワードは胸脇苦満と半表半裏。

胸脇苦満

胸脇苦満は上腹部が張って苦しい状態を指します。肺炎だったり肝炎と炎症性の疾患が隠れているとこの部位が苦しくなる傾向があります。
柴胡剤のキー生薬である柴胡は熱や炎症を抑えてくれる作用があります。
そのため、呼吸器や肝臓の炎症に対して昔から使われてきました。

半表半裏

半表半裏の特徴として舌診があります。
舌診では舌に白苔が現れるのが特徴です。
舌診の詳細はこちらを。

半表半裏とは病邪が体表面と体内の内臓側の間にある状態を指します。
風邪で言うところの急性期を過ぎた中間地点
この時期は葛根湯のような発汗作用のある漢方を使用すると逆に風邪が悪化する可能性があるので注意です。

大柴胡湯

快便

大柴胡湯は簡単に言えば下剤です。
キー生薬である柴胡が構成されているため、胸脇苦満が同じく適応になります。
ですが、同じ胸脇苦満でも風邪の半表半裏に使うものではありません。
それは大柴胡湯に含まれる大黄が影の番長だからです

また、柴胡は精神神経症状に効果があります。
そのため大柴胡湯はイライラや精神症状があるような便秘に有効となります。

大黄と言ったら下剤

大黄の有効成分はセンノシドという成分になります。
西洋薬で言うとセンナリドという大腸刺激性の下剤に該当します。
大腸を薬で刺激し、蠕動運動を促進することで排便を促します。
お腹が無理やりに動かされるのでお腹の痛みが出やすいのも特徴です。

小柴胡湯にはもちろん大黄は含まれません。

まとめ

まとめ

大柴胡湯は小柴胡湯の進化系漢方ではありません。
というか、効能効果は全く違ったものになります。

  • 小柴胡湯は中盤の風邪や肝炎に
  • 大柴胡湯は便秘に
  • 胸脇苦満には柴胡剤

柴胡剤の簡単なまとめになります。
名前が似ているけど効果は全く違いましたね!
今回はこの辺で~ではでは。