はじめに

漢方の小さな疑問

qanda

こんにちわ、サブスクの雑誌でニュースを知るのが日課のりんりんです。
この記事ではたまに出くわす、痛いところを突いてくるような質問たちです。
それぞれ考えてみたいと思います!

「漢方っていつぐらいに効果出るの?」
「漢方っていつまで飲むの?」
「副作用ないってホント?」
「妊婦さんにも安心ですよね?」
「食事の前に飲まないとだめなんですよね!」
「今使っている薬をすべて漢方に変更して!」

「漢方っていつぐらいに効果出るの?」
即効性の漢方を除き、漢方は偏った身体のバランスを徐々にもとに戻してくれる薬です。
なので、1日そこらでは効果はでません!臨床現場では約14日~30日間をお試し期間と考えています。
これは処方医の考えによってもまちまちですが、次の外来までのスパンを考えると大体それくらい。
14日~30日飲んでも効果が出ないようであれば、証に漢方があっていなかった!ということになります。
別の漢方に変更です!

「漢方っていつまで飲むの?」
慢性的にずーっと症状があってその症状が少しでも軽くなっているのであれば継続!
症状が取れているのならば中止してもOKです。
症状が取れたってことは偏ったバランスが正常に戻った証拠ですからね!

「副作用ないってホント?」
西洋薬と違って漢方は緩やかに効果を発揮します。
ですが!副作用はあります。特に甘草の重複による偽アルドステロン症は要注意!!
たまーに漢方を3つぐらい併用している方がいますが、かなり注意です。
漢方には甘草が含まれているものが多いのです。
副作用症状として血圧上昇やむくみなど。漢方をいっぱい飲んでてこれらの症状が
出てきたら注意です。複数の医療機関で漢方が数種類出ている場合も結構あるので注意!

「妊婦さんも安心ですよね?」
西洋薬と比べれば禁忌は少ないですが、注意は必要です。
大黄による下痢・腹痛
牡丹皮による駆瘀血、子宮内膜の血流変化
桃仁による下痢、駆瘀血
牛膝による子宮収縮、利尿
附子による興奮や強心、中毒
麻黄による胎盤血流変化
などなど、妊婦さんを始め授乳婦さんも必ず薬を使うときは薬剤師へ相談してください。


「食事の前に飲まないとだめなんですよね!」
近年では絶対に食事前に飲まないとダメ!とまでは言っていません。
食前の理由は2つあります。
・空腹時のほうが漢方の吸収が良い。
・漢方の独特なにおいや苦みが食事と一緒になると気持ち悪くなる→これを防ぐ。
ですが実際の臨床研究では空腹時に飲んだから漢方がめっちゃ効いた!
副作用が全く出なかった!という根拠あるデータはありません・・・
と言いつつも細かい副作用を防ぐためにあえて空腹時に指定している場合もあるため、
指示された飲み方で漢方は飲んでくださいね!

「今使っている薬をすべて漢方に変更して!」
これは難しい!
というのも西洋薬はその病気に対してピンポイントでがつんと効くように設計されています。
漢方は複数の症状にやんわーり効いてくれるので薬の性質が違うのですよ!
つまり「あなたとは違うのです!!」と言われてしまいます。
それじゃあ違う症状に効く漢方を何個か飲めば良いのかっていうと・・・
これもまたNGです。
多くて漢方は2つまで。
3つ以上の漢方を併用するには相当な知識と経験が必要で、生薬がうまくクロスしないよう
緻密な処方設計が必要になります。間違ってもドラッグストアで複数の漢方を一気に飲んだり
しないように!

よくある患者さんからの質問でした~。
ほかにもあったら追加していきますね!
ではではなり^^