冷え症への漢方

【T-031】呉茱萸湯の頭痛への効果はいかに!【ゴシュユトウ】

こんにちわ、最近頭痛ネタが多いりんりんです。
天気頭痛の話題を以前取り扱ってみました。
天気頭痛の時は原因がむくみとある程度わかっていたのですが、今回はよくわからない片頭痛に対しての漢方です。

まずは適応です。どんな症状に使えるでしょうか?

<適応>添付文書を少し簡略化しました。

症状

冷え症があり激しい頭痛が繰り返し起きる。
肩の凝りや嘔吐がある。
証は虚証。身体の水が滞っており、気は不足状態。

具体的な病名

習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、嘔吐、脚気衝心

構成生薬を紐解いてみます。

生薬名読み組成量薬能
大棗タイソウ4.0 g調和、止痛
呉茱萸ゴシュユ3.0 g温める
人参ニンジン2.0 g補気
生姜ショウキョウ1.5 g温める
ツムラ呉茱萸湯 7.5 g中

味やにおいなどといった性状

味:苦み
におい:漢方特有のにおい
添加物:ステアリン酸Mg、乳糖

苦みは呉茱萸由来でしょう。幾多の生薬の中でも苦みといったらこれってぐらい。
そのため一般的には飲みにくい部類の漢方になります。
においは生薬特有のものです。漢方って感じがしますね。
添加物には乳糖が入っているので乳糖不耐症の方は注意です。

生薬の薬能

呉茱萸湯のキー生薬は名前の通り、呉茱萸になります。
主な作用は散寒であり、すなわち温める作用です。
生姜も同様の作用を持つため呉茱萸湯の主な効果は冷えへの温めということになります。
<散寒>
身体の中にある寒を外に排出する意味をもちます。
冷えを改善することで片頭痛へ効果を発揮します。
<止痛、調和>
大棗には止痛効果があります。
また調和とは、生薬の効能の衝突を避けてくれるバランサーの役割です。
生薬が複数あると、どうしても異なる成分で喧嘩してしまうことがあります。
そんなときの調和の役割を果たします。

実際どうやって使うの

nomikata

片頭痛

呉茱萸湯の適応はこの片頭痛です。
片頭痛は天気頭痛とは異なるものです。
明確なメカニズムが解明されていないのが、問題点の1つでもあります。
1つの考えとして、冷え症や光刺激などにより血管が収縮→いずれは解除されるが、その時に神経が刺激され血管が拡張。これによりズキズキと頭痛が発生するようです。
呉茱萸湯の主な効果は冷えに対する温めです。
原因に冷え症が関与している場合は効果的と考えられますが、そのほかだと効果を発揮できないとも考えれます。
しかし、昔からの経験則から呉茱萸湯は頭痛に使われてきたのは事実です。
よくわからない症状に使えるのが漢方のため、片頭痛に試してみる価値はあります。

副作用

risk
注意

・過敏症
・肝障害

副作用も少なく安全に使える漢方と言えるでしょう。

まとめ

まとめ
  • 呉茱萸湯は虚証の冷えがある頭痛に。
  • 片頭痛に主に使えるが、冷えの有無がポイント。
  • 呉茱萸湯は苦いわりには効かない!?
  • よくわからない頭痛にまず使ってみるのも1つの手。

今回は頭痛専用の漢方である呉茱萸湯を紐解いてみました。
頭痛にしかフォーカスの当てようがないので内容が少し薄くなってしまいましたが、
たまには良いでしょう(汗
片頭痛は西洋薬でかなり研究が進んでいます。
毎回吐いてしまうレベルの強い片頭痛には効き目がすぐ出る、西洋薬がオススメです。

気になったらこちらをどうぞ