風邪

【T-001】葛根湯(カッコントウ)といえば風邪薬だけど、肩こりや頭痛にも効きますよ!

こんにちわ、暑がりで寒がりのわがままボディーを持つりんりんです。
体温調節が苦手というか服選びが苦手なのでいつも汗かいたり寒がったりと大変です。
今回は誰もが知っている、漢方の王者:葛根湯さんです。
もう呼び捨て出来ないくらいお世話になっている葛根湯をとことん掘り下げてみましょう!
風邪以外にも意外と便利な使い方ができるのでぜひ覚えて帰ってくださいね。

まずは適応です。どんな症状に使えるでしょうか?

<適応>添付文書を少し簡略化しました。

症状

汗が出ていなくて頭痛、発熱、悪寒、肩こり等の症状があり、
比較的体力の人向け。

具体的な病名

感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん

構成生薬を紐解いてみます。

生薬名読み組成量薬能
葛根カッコン4.0 g筋弛緩
麻黄マオウ3.0 g温め、発汗、鎮咳
大棗タイソウ3.0 g健胃
甘草カンゾウ2.0 g健胃
桂皮ケイヒ2.0 g温め、発汗
芍薬シャクヤク2.0 g補血
生姜ショウキョウ2.0 g健胃
ツムラ葛根湯7.5g中

味やにおいなどといった性状

葛根湯の中身
粉々なので分かりづらいけど葛根湯です。

味:辛い
におい:漢方特有のにおいだが臭くはない・・・と筆者は思う
添加物:ステアリン酸Mg、乳糖、ショ糖脂肪酸エステル

生姜が入ってるおかげで辛みが出ているのでしょう。においは生薬特有のものです。
漢方って感じがしますね。
添加物には乳糖が入っているので乳糖不耐症の方は注意です。お子様も注意が必要です。

葛根湯の基本方剤は桂枝湯

実は桂枝湯が基礎になって葛根と麻黄が追加されると葛根湯になります。
桂枝湯では取れない筋肉のこわばりや汗が出てこない場合には葛根湯の適応になります。

実際どうやって使うの

風邪に

風邪に葛根湯!良く聞くフレーズですが注意点があります。
どんな人の風邪に使えるわけではないこと。
実証つまり体力がある人で体格もそれなりにある人向けになります。さらに葛根湯は発汗作用のある麻黄と桂皮が含まれるため汗が出にくい風邪症状に向きます。
やせ型で見るからに虚証の人は桂枝湯をどうぞ。
また風邪の時期にも注意が必要。使えるのは初期ですので長引いた風邪には柴胡剤が適応になってきます。

肩こりと頭痛にも

肩こったり頭痛いから、葛根湯飲もうって人、あまりいないんじゃないかな~。
立派に適応があるので実は使えるんです。
構成生薬の葛根には筋弛緩の作用があります。
凝り固まった筋肉をやわらげてくれるんですよ。
頭痛は原因にもよりますが、肩こりや慢性的な血流障害だと効いてくれます。
葛根湯が効く理由が少し明確になりましたか?
注意点は1つ、風邪症状に使う場合と同じで実証の人に使います
また、汗かきの人が使うと大変なことになりますのでこれも注意。

じんましん!?

これは甘草由来の抗アレルギー作用によるものだと思います。
甘草にはグリチルリチン酸という成分が含まれており、これがアレルギーを抑えてくれます。
理論的にはアレルギー性じんましんにも使えることになっていますが、実際西洋薬でもかなりアレルギー薬は新薬も出ているのでわざわざ漢方でマイルドに治す必要性は感じません。

副作用

・偽アルドステロン症:甘草の重複により起こりやすくなります。
・低K血症:これも上記のとおり
こちらの記事に詳細ありますので是非
・肝機能障害
・発汗過多:もともと汗が出ている人に使うと滝汗になります。
・湿疹、皮膚炎の悪化

まとめ

・葛根湯は体力があってがっちり系の風邪の初期に使う。
・汗が出ていない人に。
・なよなよの虚証の人には桂枝湯を。
・凝り固まった肩こり、それによる頭痛にも使える。
・アレルギー作用はおまけ
・甘草の取りすぎに注意。

ツムラの1番、葛根湯について記載しました。
誰にでも使える風邪薬ではないのでそれだけ覚えてくださいね!
ではでは~~~!