おしっこへの漢方

【T-017】五苓散はむくみに効果を発揮する漢方です!【ゴレイサン】

こんにちわ、ムシムシして過ごしにくい季節になってきましたね!
喉が渇いて麦茶を大量に消費し始めたりんりんです。
以前、天気頭痛に五苓散という記事を書きました。
天気頭痛も血管のむくみの一種で五苓散が効いてくれます。

今回はこの五苓散を丁寧に紐解いていこうと思います。
なんで五苓散がむくみに効果を発揮するのか?見ていきましょう~♪

まずは適応です。どんな症状に使えるでしょうか?

<適応>添付文書を少し簡略化しました。

症状

口の渇きやおしっこの量が減少する。
心窩部に振水音がする。
証は中等。身体の水が滞っている状態に。

具体的な病名

浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛
尿毒症、暑気あたり、糖尿病

構成生薬を紐解いてみます。

生薬名読み組成量薬能
沢瀉タクシャ4.0 g利水
蒼朮ソウジュツ3.0 g利水
猪苓チョレイ3.0 g利水
茯苓ブクリョウ3.0 g利水
桂皮ケイヒ1.5 g理気
ツムラ五苓散 7.5 g中

味やにおいなどといった性状

味:わずかに辛い
におい:漢方特有のにおい
添加物:ステアリン酸Mg、乳糖

五苓散は味やにおいに特徴がある生薬がありません。
しいて言えば桂皮が甘く辛い味です。したがって、やや辛みが残る味わいとなります。
極端な味ではないため飲みやすいかと思います。
においは生薬特有のものです。漢方って感じがしますね。
添加物には乳糖が入っているので乳糖不耐症の方は注意です。

生薬の薬能

五苓散は5つの生薬から構成されているため、このようなネーミングになっています。
沢瀉をはじめとした利水抜群の生薬が集まっていますね。
利水4生薬と理気の桂皮を紐解いてみましょう。
<利水>
利水とは水の分布を調整してくれることを言います。
言い換えると、一部分に滞った水(水滞や水毒)をうまく流してくれる作用になります。
また茯苓・猪苓は身体を冷やす作用があるため、バランスを保つために身体を温める生薬である、
桂皮・蒼朮
が構成されています。

水滞・水毒

気血水における水が停滞した状態を指します。
むくみが想像しやすいですが、それ以外にも水の排泄異常からくる水様性の鼻水や下痢、関節の痛みなど様々な症状を呈します。

Point

沢瀉、猪苓、茯苓は利水の生薬として構成される三兄弟です!

<理気>
全身に気を巡らせて身体を温めくれるのが桂皮です。
この作用により発汗効果が発揮されます。
溜まった水の行き場はおしっこか汗で出すしかありません。

実際どうやって使うの

nomikata

むくみ

五苓散はむくみに対して代表的な方剤になります。
むくみの種類は頭から足の先まで全身的に効いてくれます。
ただしむくみの原因によっては他の漢方が合う場合があります。
特に女性のむくみ・冷えはホルモン関係のため当帰芍薬散のほうが効果的と考えられます。

頭痛

この場合の頭痛は水滞が原因となっている場合になります。
なので、頭痛に伴って、口の渇きやおしっこの量が減っている、むくみが出ているかチェックしましょう。
片頭痛や肩こりからの頭痛ですと使用漢方が異なってきますので注意です。

むくみを伴う頭痛には冒頭に出てきた、天気頭痛とアルコール性のものがあります。
天気頭痛は気圧の変化に伴う頭痛です。雨が降りそうな日だったり、急激な気圧の変化が脳血管にむくみを生じさせ頭痛が出てきます。
アルコール性の頭痛は俗にいう二日酔いです。
アルコールに弱い人ですと、飲んだ1時間後に頭痛が来たりします。りんりんもこの部類です。
どちらも日常的に起こりえる頭痛ですが、時間とともに症状は改善するのが特徴ですね。
でも頭痛は普段の生活のやる気や活力を低下させる原因になるので極力取り除きたいものです。
そんなときはぜひ漢方使ってみましょう。

暑気あたり

夏バテのことを指します。
外と室内の気温差が高く、自律神経の乱れが大きな原因となります。
おもな症状は下痢やだるさや食欲不振とお腹の症状汗やおしっこが減る水滞の症状になります。
前者の症状では五苓散より胃腸の働きを助けてくれる漢方が効果的です。
清暑益気湯や補中益気湯や六君子湯などが該当します。
後者では五苓散が適応になります。

副作用

risk
注意

・過敏症
・肝障害

副作用も少なく安全に使える漢方と言えるでしょう。

まとめ

まとめ
  • 五苓散は水滞が原因のむくみに効果的です。
  • 夏バテにも使えますよ。
  • 天気頭痛と二日酔いにも効果的です。
  • 副作用は少なく安心して使えます。

むくみの原因は様々ですので、単にむくみがあるから使ってみようはオススメできません。
まずは原因を探ってみましょう。思い当たる節はありませんか?
また時期的に気温の変化が激しくなってきました。
夏バテも早ければすでに出てくることもあります。そんなときは使ってみましょう!

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