漢方のQ&A

薬剤師がオススメする漢方の飲み方はこれだ!

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こんにちわ、薬を飲むとき薬剤師は必ず水か白湯をオススメします。
でも実際は面倒だから朝のカフェオレとか麦茶とか味噌汁とかと飲んじゃったりしてますりんりんです。
漢方も色々な飲み方があります。
この記事では漢方のオススメな飲み方から実際の方法を伝授いたします。

漢方の飲み方

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まずはどんな飲み方があるでしょうか。
市販されている漢方にも粉末状だったり、錠剤に成形されているものだったり、液体状になっているものだったりがあります。

種類

  • 煎じ薬
    生薬を切り刻み、小分けにしてお湯で煮出す方法。
  • エキス剤
    生薬を煎じて、そのエキスを濃縮した後で添加剤などを加えて錠剤や散剤へ加工する方法。
  • 丸剤、散剤
    生薬を粉末状にしたものや、その粉末を蜂蜜などで固めて丸くすると丸剤になる。
  • 軟膏
    生薬をワセリンやグリセリンに溶かして混ぜたもの。医療用漢方では紫雲膏のみ。

正解は?

どれが一番効果的かと言うと、正直わかりません。
エキス剤は濃縮エキスにする際、成分が逃げてしまうと思われがちですが実際に効果が落ちるか調べようがないので本当かどうかは誰にもわかりません。
過去に煎じて飲むのが正義なのかどうか書いた記事があるのでそちらも参考にしてください。

漢方の種類別飲み方

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実際の方法を詳しく書いていきます。

煎じ薬の飲み方

①煎じ薬の場合、1日ずつ自宅で煮出していきます。一気に煮出してしまうと漢方の鮮度が落ちてしまうため。

②鍋ややかんに1日分の漢方とお水600mLを入れる。
容器は鉄や銅以外のもので、水は硬水は避けてください。漢方の抽出に影響が出てしまうためです。

とろ火で約40~50分待ちます。面倒ですが、最初からずっととろ火でじっくり時間をかけます。

④時間が経過したら茶こしやガーゼでこします。この時のポイントは熱いうちにこしましょう
冷めた後にこすと茶こしのカスが成分を吸収してしまいます。

⑤こした煎じ液が300mLくらいになるようにこして出来上がり。
1日分は約300mLになるので服用回数によって分割しましょう。

煎じ薬の保管

煎じる前の生薬は風通しのよいところか冷蔵庫へ保管します。
また煎じた後の液体は冷蔵庫へ保管しましょう。
冷蔵庫で保管した液体は冷たいのでレンジでチンするか、お湯を加えて温めてください。

エキス剤の飲み方

漢方1回分を口に含んでお水かお湯で飲むのが一般的です。
粉だけだとむせてしまう場合はお湯に溶かして飲む方法もありです。
その場合はコップ半分以上のお湯に漢方1回分をよく溶かした後に少し冷ましてから飲むようにしましょう。

エキス剤の保管

エキス剤も保管は上記同様です。エキス剤は一回の診察で大量に処方される可能性もあるので保管は乾燥剤を入れたタッパーや缶がオススメです。
また長期保管して黒く変色していたり、固まりになっている場合は漢方成分が変性している可能性があるので飲むのはやめましょう。変性だけでなく、カビや菌が繁殖している可能性も考えられます。

散剤、丸剤の飲み方

1回分の漢方を口に含んでお水かお湯で飲んでください。
丸剤はコーティングされているので、かみ砕かないように

散剤、丸剤の保管

直射日光は避けて涼しい場所へ。

軟膏の使い方

これは外用剤なので間違っても飲まないように。
塗る手は必ず洗いましょう。紫雲膏を使うような患部は、ばい菌感染に対して弱くなっている皮膚です。
自分のばい菌を自分から入れることのないように。
軟膏は患部に薄く刷り込むように塗ってください。また紫根の色素(紅色?)は非常に落ちにくいので服やテーブルにつかないように注意してください。

軟膏の保管

直射日光は避けて涼しい場所へ。

対象者別おすすめの飲み方

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飲む対象者別に考えてみました。

時間に余裕がない人

圧倒的に楽なのはエキス剤を錠剤に成形した漢方
錠剤ならプチっと出して何粒か口に放り込んで水で流し込むだけ!
これなら普通のバファリンとかと同じですからね。

時間に余裕がある人

煎じ薬は総じて面倒なのでオススメできませんね。
でも少しなら工夫できる時間があるよって方には・・・
エキス剤を熱湯に溶解して冷ましてから飲んでみてください。
熱湯に溶かすことで、漢方の香りが立ちます。漢方では香りも治療の一部になるので、水でごっくんと飲んでしまうより、効果的ですよ。

子供には

エキス製剤がオススメです。
オブラートや服薬ゼリーに包んで飲むと漢方の成分が失活しないで済みます。
それもだめならチョコアイスや蜂蜜などに混ぜて飲ませましょう。
1歳未満のお子様には蜂蜜は避けましょう

高齢者には

子供と同様にオブラートや服薬ゼリーを使ってエキス剤を飲むのが楽です。
高齢者の場合は粉の誤嚥が非常に怖いので粉のままはオススメできません。
時間が許せば煎じ薬にして香りもしっかり嗅いでください。
虚証の高齢者の場合はお湯のまま飲む方が身体を冷やさないため良いでしょう。

まとめ

まとめ
  • 漢方は種類別に飲み方がある。
  • 面倒な飲み方が一番効果的かどうかは不明。
  • エキス剤をお湯に溶かして匂いを嗅ぐのも治療の1つ。
  • エキス剤の基本はお水かお湯で飲むことです。

結論、飲み忘れがなければどんな方法でもいいのです。
でも高齢者の誤嚥は飲み方で防げるので、これは注意していただきたいところです。
時間が許せば、ぜひ煎じ薬も試してみてくださいね!
ではでは~。

気になったらこちらを。